個人山行報告書
<日程> 2010/2/27~28
<山域> 八ヶ岳 硫黄岳
<メンバー> 水戸・荒川・山城

<コースタイム>
2/27 美濃戸口(pm3:20)―赤岳鉱泉TS(pm5:20)
2/28 赤岳鉱泉TS(am7:17)―2600M付近(am8:48)―赤岳鉱泉(am9:33)アイスキャンディカップー(pm12:12)―美濃戸口(pm1:13)

<山行記録>
2月27日(土)思いのほか晴れ、雨からボタン雪、夜降雪25センチ、風はない

2月28日(日)雨まじりのミゾレ、その後たまに晴れ、風はなし

プルさんとの雪山から1ヶ月、山行が少しあくと自信が全然なくなってしまう。
それでも、緊急連絡先も‘るみなさん’で、全てレディースの山行計画をとっても楽しみにしていた。

集合は水戸さんちにam7:00、順調に出発したが高速道路から八ヶ岳の姿が眩しく見える頃、荒川さんの「靴忘れちゃった!」発言に、即刻みんなでUターン。恵那山トンネルを1日に3回通過した(水戸さんお疲れ様でした)。
心配されていた天候は、思いのほか晴れていたが到着して準備をしているうちになんだか雨模様となる。
一応、下調べをした中でコースタイムが長くないこと、営業小屋があることなどの安心から、そろそろ天候の悪いことも経験したいと思っていたところだった。
装備は、3つに分けてからじゃんけんをした。負けて一番最後になってしまったけど、そんなことより‘山でじゃんけん’したのが初めてで楽しかった。
歩き始めると、水戸さんと荒川さん曰く‘テラテラ’のところがでてきて滑る。
最初からアイゼンをつけて登る人も多いのか、跡がいっぱいあったけど、アイゼン装着の指示が出ない私たちは、歩く練習ができた上に足取りも軽く自由だ。今回水戸さんから、「夏のコースタイムで歩いてもらいます」とのお達しがあり、少し緊張して臨んでいた。迷う道でない判断があると、水戸さんにあっという間においてかれてしまう。
荒川さんと二人で一生懸命歩いた。途中、荒川さんが辛そうだったので、奥又では、としさんが白菜を持ってくれたように、荷物を持つことにした。
これで、私がバテたら駄目だし、しかも、荒川さんのザックから出てくるのは液体系で、同じ重量でも苦手なタイプ、「持つよ」言うのにちょっと勇気がいった。
疲れてきた頃に、ようやく人の声が聞こえてきて、カラフルなテントが見えると、あと少しを頑張れた。
赤岳鉱泉に到着すると、「二人で考えて歩いてこればよいと思って」と、水戸さんが全てお見通しだった。
テントの準備をあらかた水戸さんがしてくれていて、私は「竹ペグ」を埋めるのをやって面白かった。
夜は、食当はじめての荒川さんが悩んで考えてくれた豆乳鍋!これは大正解だろっ!
ビールで乾杯も自分たちで上げたビールはあんまり飲めないけど旨いっ!
まるでTV「グータン」のように弾む女子トーク、イメージ的に江角さん=水戸さんか!?あんなことや、こんなことを話しながら、3人は“ともちゃん”“あらちゃん”“あっこちゃん”の仲になった。

翌日は、なんだか雨混じりのミゾレみたいな雪が降る中、準備をする。
ともちゃん隊長が、赤岳鉱泉の屋根の雪が落ちてきたり、降り続く雪で悩む中、スコップで雪崩チェックをして、とりあえず出発決定。
20人とかのガイド登山が行った後に出発、すぐに追いつくかと思っていたら、なかなか追いつかなかった。
300Mまずは登ってみようと進み、400M近くあがって先発の大グループに追いつき、詰まった頃に、雪屁にクラックが走っていて、ともちゃん隊長撤退を決定。
下山開始は先頭を行かせてもらうことになり、キャッキャッと下山。
途中、雪訓でのともちゃんや、木曽駒のプルさんのように‘笑顔’をあらちゃんに渡すことができているかな、と思いながら下山した。

赤岳鉱泉まで下山すると、よくわからない天候のため、とりあえずテントを撤収し、小屋でコーヒーを頂く。
これが、結構待たされるのだが、美味しいコーヒーで山小屋のお姉さんの愛情を感じる。
レーションを食べまくり、落ち着いたてから、‘アイスキャンディーカップ’の男子決勝戦を、最近見学によく来る河津さんもいて、みんなで観戦。
見ているとやっぱり思わず力が入ってしまう中、私は、さっきから“ドライフルーツ りんご”を食べている知らないおじさんから目が離せない、「食べたい。。。」とずーっと思っていたら、ついに「どう?」と声をかけてもらえた、願えば叶うのだ!

男子決勝戦が終了すると、全ての競技が終わったということらしく、最後に選手も交えて記念撮影をする運びとなり、最後のちょっとしか見てないけど、そりゃ一緒に写るでしょ、と驚くともちゃんも一緒に、しかも最前列で撮影され、今度の「岳人」に載ることとなる。

その後、赤岳鉱泉から美濃戸口まで下山したが、行きは‘テラテラ’だったところが、降雪によりフカフカしていて、歩きやすくてよかった。
途中、団体とすれ違う時に「急行が通ります」と言われ、「鈍行」と言われなくてよかったと思った。
ともちゃんカーまで到着すると、鶴の一声ならぬ、ともちゃん一声にみなで赤岳山荘で「肉うどん」をたべる、きのこ美味しい!
そこで私は、エイムでは7巻までしかなく、気になっていた「孤高の人 8巻」を読むことができた、満足。
立ち寄った、お風呂では、なんと運命の出会い!「ドライフルーツ りんご」を見つけ、その他も試食しまくり6パック購入、美味しさのわけは、砂糖を使ってないから。お風呂は、温度が高くなく快適に過ごせた。

帰りの高速では、背後に輝く八ヶ岳を見ながら、またまた女子トークに盛り上がり、「さっき肉うどん食べたじゃん」という、自分の中での突っ込みを打ち消し、「米が食べたい」と恵那峡SAで“飛騨牛ハンバーグ”を食べることにする。
恵那峡SAは、昨年12月に雪訓の帰りに立ち寄り、男性陣が大きくラーメン・ハンバーグ・カレーに分かれて美味しそうに食べるのを、違うものを頼んで「シマッタ」と思いながら食べていたので、リベンジだ。
行程や天候に違いはあるけれど、少し余裕があり、話したりして美味しく食べれる自分にちょっとだけ成長を感じた。
レディース山行、楽しかった!第2弾、第3弾を期待している。猫の女子全員が参加したらいいのになぁ。