個人山行報告書
<日程> 2010/2/6~7
<山域> 濁河アイスクライミングin山バカ山荘
<メンバー> 林さん、山口夫妻、ゴンタ先生、みのりさん、水戸、佐合、子猫屋敷杉さん

<山行記録>
2月6日(土) 天候:曇のち雪、7日(日)晴れ

‘アイスクライミング’に‘山荘’に、経験しておきたいと思っていたことがチャンス到来!
山荘オーナーのまだ見ぬ林さんに感謝しながら、仕事の予定をキャンセルし、もちろん行きます、馳せ参じます!

今回の企画に、まだ知らぬ方がお一人。それは、みのりさん。4歳児に仲良くしてもらえるかの心配は、集合の大曽根で会った瞬間吹っ飛ぶ。
4歳児とは思えない、頭と体の持ち主である。佐合さん宅で車を乗り換えて出発。車中では、みのりさんを中心に盛り上がる。
一番後ろの私は、前方の会話があんまり聞こえなくて、疲れていたのかよく寝た。

到着すると林さんが笑顔で出迎えてくれた。すでにストーブで暖まった部屋やあれやこれやともてなしてくれる林さんに、初対面ではあるがたくさんの優しさを感じた。飾ってある写真は、1枚を除いてすべてに隊長が写っていた。隊長のファンに間違いない。

一息ついてから、屋根の雪降ろしをすることになった。お父さんが大好きなみのりさんは、お父さんについて雪降ろしで屋根に上がるのは難しいかな、雪が落ちてくる中 下にいてもあぶないかな、となんとなく一段落するまで、みのりさんと部屋で遊ぶことにする。
部屋では、屋根から落ちてくる雪を窓越しに眺めたり、「お父さんには内緒だよ」とみのりさんの‘おやつ攻撃’を受ける。
興味があるかな、と用意してきた風船は好評で、次々と作らされる。どうやら家族全員分が御所望のようだ、4歳児の家族愛を感じた。
雪下ろしがある程度進み、屋根に上っていた男性陣が降りてくるのを見つけると、みのりさん、外出願い。
外へ飛び出したみのりさんは、とっても元気、ピョンピョンピョンピョンうさぎみたいだ。
その頃、山城は一人屋内で猛烈に野菜を切り刻んでいた。

ほどなく、午後発のゆみさんと水戸さんが到着。全員勢ぞろいしてからは、あれよこれよ、と鍋が始まり、かけ流しの贅沢なお風呂を回し、隊長がテレビにしげさんとのマッターホルンなどのデジカメ写真を解説付きで映し出していった。

私は隊長に、夕方本日アイスクライミングがないことを確認してからは、気が抜けたのとアルコールも手伝ってか、睡魔に襲われたままとなり、みのりさんより早く就寝する。林さんの山荘は、暖かく快適だった。

次の朝、味噌煮込みうどん的なものを食べた直後に、胃の中の軽量化をしてしまう。おろおろ洗面所でしていたら、視線を感じて振り返ると隊長の鋭い眼光が。とりあえず、トイレを明け渡し、他の人の遅れをとらないように、出発の準備をする。
林さんの笑顔に見送られ、出発すると、意外に車に乗っている時間は長かった。

着いたかと思うと、ザックを背負って移動だ。
今回アイスクライミングは、車降りてすぐそこ的なイメージでいた。これは、もう雪山登山だ。
心構えがなかった私は、調べなかったことを少し後悔しながら、体調不良も手伝ってか動揺激しく消耗してしまう。
そんな中、みのりさんは元気だ、キミは立派な山女だ!お目当ての滝が見つからないのか、隊長が偵察に行くために待機している間、「胸ラッセルの練習しといて」に、杉さん・佐合さん・山城でそれぞれ進むも、山城6Mで佐合さんのトレースに合流して断念。
「大変さは重々承知しました!練習もまた今度いつか成長してから!」と、残る時間を考えるとここで消耗していられない。
やっとアイスクライミングできる場所に到着、みのりさんも4歳児の足で元気に到着、凄い。
途中、皆にとっては腰くらいの雪も、みのりさんにとっては頭の上、元気な声だけ聞こえて、姿が見えないのが可笑しかった。

アイスクライミングは、先にされているお二人がいて、ずいぶん高くを登っていた。
うちらは、適当な一角で貼りつく練習となる。
といっても、初めてでなんだか氷にバイルを打ち込むのは、工事現場みたいだ。以前、氷で小阪くん?がほっぺたから流血して病院へ行ったのをブログ?で知っていたので、怪我をしないようにゴーグルも目出帽もしてとりかかるが、腕を上げたままだと血流が悪くなるせいか、めちゃくちゃ寒い、しかも腕力(握力?)がない私は、たぶん調子が悪いことも手伝って、ものの3分でGIVE UP。これには、ウルトラマンも顔負けだ。
私のミックスルートの野望は、ずいぶん先になりそうだ。
かといって、みのりさんのおやつ攻撃に対抗することもできないのでテントにも引っ込まず、他の人を見て、学ぶこととする。

もう、バイル持つ腕力を使い切ったので、貼りつくこともせずにいたけど、アイススクリューの練習は楽しかった。
アイススクリューにザイルを通す日が、いつか来るかな。

帰りは、車を止めさせてもらった‘日本秘湯を守る会’の濁河温泉に入った。
体があったまるにつれて、とても幸せな気持ちになった。
夕ご飯は、‘ケイちゃん焼き’定食うどん入り、ご飯お変わり自由、美味しかった。
誰も‘トンちゃん’を頼まなかった、猫の人は鳥が好きなのかな。
休憩で立ち寄った、コンビニで水戸さんの車が白い煙を上げるのを確認、どうやらオーバーヒートらしい。
メンズが揃って、修理に当たる(心強い)、ゆみさんとみのりさんと私は、佐合さんの車の中から観察(出る幕無し)。
復旧するも、一番心配しているのはもちろん水戸さんで、そんな中、車の定員もあり、水戸さんの車で送ってもらう。
無事に駅に送ってもらい、自宅へ。盛りだくさんの1泊2日でした。