個人山行報告書

<日程> 2009/10/3
<山域> 御嶽山
<メンバー> 山口・山城

<コースタイム>
10月3日(土)田の原(am8:05)―大滝頂上(am11:00)―剣が峰到着(am11:30)―剣が峰出発(pm12:00)―田の原(pm2:30)

山行記録

10月3日(土) 天候: 少し雨(朝)→曇りのち晴れ(昼)

9月からミーティングに参加させていただいていましたが、正式に保険の手続きができたのが10月1日からで、さっそく隊長の山口さんが日程を設定してくださり、猫屋敷のメンバーになって初めての山行、「じゃぁ、初めてだから日帰りで!」というのに、前日の夜出発(これは、でも1泊2日じゃないのか!?)という疑問は、隊長の「行くメンバーによるけど、大体夜出発する」という答えに、登山口での前泊はカウントしないことをなんとなく知る。

前日の夜は、pm8:30に拾ってもらって田の原へ、途中から濃い霧の中を隊長はビュンビュン車を走らす、そして、凄い雨。
駐車場に到着してから、テント泊予定が、車中泊となる。車中泊も初めてだけど、全てが初めてのことばかりだったので、テント泊でなくなり少しホッとする。なんだか車中は安全な気がした。
車内では、道中からずっと山城の質問攻めに、隊長は一つ一つ丁寧に答えてくれた、ザイルがロープであること、濡れたものをシュラフの中で乾かすことがあること、100M毎に0.6度気温が下がること、などいろんなことを知る。(でも、覚えることが多すぎて少し忘れてしまったらごめんなさいと思った)

夜、消灯になると隊長はあっという間に寝てしまったが、私は車中泊やシュラフなど不慣れなことに興奮していることもあって、なかなか眠れない、しかも外は凄い風と雨で、行きたくはないけど「トイレにたどりつく前にびしょびしょになっちゃう」とか考えると不安になる。
いつの間にか寝てしまったが、車が横揺れする暴風雨で目が覚める。
車が転がっちゃうんじゃないかしら!?と思うくらいで、よっぽど隊長をおこそうと思ったけど、隊長は熟睡。(登山どころじゃなく、シュラフで寝たりする練習から必要かもと思う)

朝起きて、火のつけ方や取り扱い方を教えてもらいながら、ラーメンを作ってもらう。
朝ごはんは隊長が事前に「何が食べたい?」と聞いてくれて、いろんな方の計画書に書いてあった「らーめん」をリクエストしていて、とても楽しみにしていた。「らーめん」をリクエストしたものの、同じくたくさんの方の計画書に書いてある「棒らーめん」も迷ったことを伝えると、棒らーめんは非常食!?で食べないことを知る。そして、らーめんを食べた直後おなかを壊す。

9月に、隊長とステラアルピーナの西野さん監修の元、揃えたザック・靴・食器・カッパなどを含め、隊長にザックの中身をチェックしてもらいながら、しまい方や要らないものと持っていくものを分けてもらう。「軽量化」はとても大切なことだと思う。

小雨というか霧というかカッパを着て出発してすぐに、屋久島で縄文杉登山したけど、あれは登山じゃなかったなと思う。
縄文杉の往復11時間30分、私はしゃべりっぱなしで歩くことができていたけど、御嶽山、上り始めてすぐに息があがる。
今回の御岳山へ行くことを猫屋敷のメンバーの方に「御嶽山は、整備されていて、初めてにはちょうど良いですよ」と言われていたので勝手に安心していたが、整備された登山道というのにこんなに岩がゴロゴロあるとは思ってもみなかった。

隊長の山口さんは猫屋敷の代表で、今回の登山はテストかしら!?とドキドキしていた、場合によっては、今後連れて行ってもらえなくなるかもしれない、もしかして脱会させられるかもと緊張していた、頑張るつもりだったが全然ついていけない。
隊長の置く足の位置に自分の足を置きたいのだけど、早くて追えない。足を置く場所を選んで、足の置き方を考えて進まなくてはならず、その判断がすぐできないので時間がかかる、まるでパズルみたいだと思った。
途中何度も休憩をしてもらう。そして、休憩の度に放心状態、ザックをあけてペットボトルを出し水分補給をしたり、血糖値を落とさないように甘いものとかを食べるんだけど、その一つ一つの動作が疲れすぎていて辛い、ハイドレーションにしようと決意した。

そんな中、たくさんの驚きや感動があった。
空は、海と同じで青さにいろんな種類があること、凄い速さで雲が動いたり、ガスが迫ってきたりすること、隊長は、途中ブルーベリーを紹介してくれて食べていて「あんまりだな」と言っていたので、あんまりじゃない美味しいやつを今度紹介してもらったら食べようと楽しみにしていたら、結局下山してしまった。人に頼らず自分で見つけれるようにならないといけないし、今は足元ばかり見ていて余裕がないけどブルーベリーを食べることが次の目標になった。
そして、一番の感動はやっぱり、頂上に着いた時だった。よく考えてみたら、頂上というのが人生で初めてだった。やはり高くて、初めは高さが怖くてあまり動けなかったが、隊長に記念に写メを撮ってもらった。
私は、装備をなんにも持っていなかったので、まだこれから揃えなくてはいけないモノがたくさんあるし、必要な順番があって、隊長や西野さん監修の元いるのだが、デジカメをまだ持てないので、貴重品で連絡用の携帯だけど、大切な記念の写メができた!でも、髪の毛をオダンゴにしていて、その上に帽子をかぶったので、ロシア人みたいに写ってしまった。そして、あったかいお茶が美味しかった!寒い所で温度のあるものを摂取できることって偉大だと思った。下山後半、隊長に「ジョギングするみたいに早く降りて」といわれて凄く驚く、前向きに取り組むが歩みはのろく、隊長には全然わかってない奴と思われたかもしれない

山で会う人々は、みなスタスタ歩いていて、登山にふさわしい格好をして慣れた感じだった。
今回身につけた長袖やタイツは汗でびしょびしょになり見直す必要があると感じた。
私も早くジャージを卒業できるといいなと思った。そして、体力をつけて楽に登れるようになりたいと思った。隊長!貴重な時間をありがと