個人山行報告書
<日程> 2009/8/29~30
<山域> 北アルプス 赤岩尾根~布引ケルン、鹿島槍ヶ岳北峰
<メンバー> 水戸・荒川
<コースタイム>
8月28日(金)名古屋(pm9:00)―大谷原駐車場(am1:00)
8月29日(土)大谷原駐車場~赤岩尾根~冷池TS
駐車場(am8:10)―休憩(am9:15)―休憩 part2(am10:45)―高千穂平(am11:50)―冷池TS(pm1:45)
8月30日(日) 冷池TS(am5:00)-布引山ケルンー鹿島槍ヶ岳南峰(am6:45)-北峰(am7:30)-冷池TS(am9:00)―朝食(~am10:00)-冷池TS(am10:30)
-高千穂平(am11:45)-西俣出合(pm1:05)-大谷原駐車場(pm2:00)―帰名
山行記録
8月29日(土) 天候: 雨(夜中)→雨のち曇り(朝)→曇りのち晴れ(夕方)→★と月見れる(夜) * 一日中風はあまりない。
朝7:00起床し、準備をする。ザックの中身を水戸さんがチェックしてくださり、要らないものがどういうものかを知る。
自分は、ひょっとしての気持ちから予備の服などを持参したが、体で乾かすという知識をつけた。
水戸さんの横に立ちパッキング術に見とれつつも次回への宿題にし出発する。
西俣出合までは、林道でだらだらと道は続く。 林道で土砂があったらしく修繕する工事現場の車が通る。
工事現場で働くおじちゃま方は心配してらした。
合羽を着ているため、西俣出合に着く頃にはズックり体が湿っている。
雨も上がってきたので合羽を脱ぎ、いよいよ登山口に着く。
登山道は入るとすぐにさすが傾斜があり、思ったより道の細いところも初っ端からでてきて入山を実感する。
段差が激しい部分では足をどこに上げようか考えるのに1,2秒?それ以上かもかかった部分もあった。
登り始めて一時間辺りで、休憩の声がかかり体力を充電するのにちょうどいいころあいだった。水の美味しいこと。
私はまだまだ登山暦初歩なので、このおいしさに感動する。
あと、あまり休憩しすぎると次の10歩もしくは数分が苦しい。
後、二回目の休憩の時にオコジョに出会った。オコジョちゃんは辺りをちょこまかちょこまか忙しく動きまくり、何度も私たちにアピールしにくるように顔を出した後、シャッターの光と共に現れなくなった。お目目大丈夫だったかしら?
と休憩も経て、高千穂平に着いた。ここまでは、空もガスっておりどんよりしていたが、高千穂平では今日の見納めかというくらい青空と秋晴れっぽい雲のすじと太陽を拝むことが出来た。あと、二時間登れば今日のテントサイトに着く~っと目標を頭に置きつつ、足をすすめる。
新しそうなハシゴの部分がたくさんあった。ストックをなんとか両脇にさし安全を確保する。
そして、今日の核心落石注意部分に来る。ぁ、ほんとに踏み外したら擦り傷ではすまないなぁと思いつつ、気を集中して歩く。
そして、ついに冷池TSに1:45着く。この頃には太陽の日が差し、夕焼けを期待できる雰囲気になっていた。
少しゆっくりして、水戸さんの天気図を見学し、夕飯の支度をする。といっても、いろんなことがアシスタント程度のお手伝いしか出来なった。
メニューはお好み焼きで、分厚いにもかかわらず、結構火は通っており美味だった。水戸さんが根気良くフライパン振り振りでおかげさまでした。
景色はモッコモコの雲海を照らす夕日と、雲に見え隠れする剣岳を見ながらのお食事を堪能できた。
8月30日(日) 天候: 晴れ 山頂付近ガス。 風は穏やか。 気温12℃くらいか肌寒い。
朝5時テントサイト出発する。稜線を歩いていると5:30頃朝日が上がり、食い入るように朝日を眺めた。
そして、少し歩き藤井さんのケルンのあるところで花を供え手を合わせた。
まだまだ残る高山植物を見ながら、南峰を目指す。結構急だが、昨日登ってきたボコボコ道よりはスムーズ。
稜線だがあまり風の影響はなく登りやすかった。
南峰につくころには辺りはガスってしまったがすぐに北峰行きに取り掛かった。南峰には10名ほどの人達が到着していた。
北峰行きの道はすぐに急な岩斜面で緊張が走った。
これまた、足場を考えながらだったが、昨日のような森の中の足場迷いとははた違いで、生死を分ける足場選びを実感した。
無事いけれたからだろう、集中して危険な箇所を通過することはやはり楽しいことだなと思った。ちょっとした冒険心。
そして、45分後北峰に着いた。もう一個の藤井さんのケルンで花を供え手を合わせた。
ガスっていたが東尾根は下のほうまで見え、険しい山を見た。
どんどんガスってきたので帰りを急いだ。帰りは急な昇り岩場で息が荒れる。三点確保を忠実にし、あ~れ~グシャっとならないよう集中した。
南峰にも戻り、布引山ケルン辺りに来たときにはガスも抜けまた晴天の気持ちの良い太陽を浴びながら歩いた。
朝食でホットドックをいただき、10:30下山開始する。下山はちょっぴりハイペースで降りた。
ついていけれる所は着いていき、バテタリ危険なところは確実に安全に足を運ぶことに気をつけた。
足を置く技術ってすごいなと、水戸さんをはじめ早く降りれる方々に感心する。
危険な所は、止まって私が通過するのを見ててくださりとても感謝でした。
高千穂平にも11:45分に着き、しばらくザックに身をまかせ空を見つつ休憩する。
心地よい疲れ具合で、いい休憩タイムを過ごした。 (風穏やか、曇り、日差しなし。)
水戸さんの1:30には西俣出合に着く予定での声で、下山のペースやあと二時間弱歩けば着くんだという嬉しさと、先の目処が分かり安心した。
高千穂からの下山は、昨日のぼるのにも足を置くのに数秒かかっただけに、急斜面だった。
特に階段は注意の注意さら~に注意でひたすら階段とにらめっこ状態で降りた。
一時間も歩けば、下から川の流れる音が聞こえてきてちゃんとゴールまで距離が縮んできていることを痛感した。ルンルンだが、足元は注意して。。。
が、チュルンっと気をつけていても滑るときは滑るなあと沢まですっ飛んでいかなかったことに感謝して、気を取り直しいざ再出発。
と登山を堪能し、登山口まで降りることが出来た。
登山口で水戸さんに下山仕立てほやほや記念写真を撮っていただき嬉しいひと時を味わった。
あとは、西俣出合で休憩して、駐車場を目指した。
だが、、やはり車も通れる平らな道というのは堅く、最初は足の先の痛みをビンビン感じながらおよよおよよとおぼつかない足つきで歩き始めた。
体は正直だなと思った。約50分なんとか歩き駐車場につくことができた。水戸さん、いろいろとアドバイスをいただきありがとうございました。