個人山行報告書

<山域>北アルプス南部 西穂高岳 
<日程>2009/02/28~3/1
<メンバー>CL伊藤(聡)、水戸

今回は食事にちょっと工夫を凝らした。
といっても、野菜サラダとごまダレドレッシングをジップロックに入れて持っていっただけである。
が、しかし、テントサイトで新鮮な野菜サラダが食べられるなんて、なんと贅沢なことか!一人200gくらいある。聡さんはしゃにむに喰らっていた。
そして、その空いたジップロックに茹であがったパスタを分け入れ、ミートソースを入れる。
そう、二重のジッパーのおかげでソース漏れを気にせず混ざ合わせられるから、絶妙な混ざり具合でとてもとても美味なミートスパが出来上がる!
しかも、食器が汚れない!さらに、ゴミがほとんど出ない!!お勧めです。

夏山にはちょっとサラダは持っていけないが、同じくジップロックにキューリとお塩を入れて、ザックに入れておけば浅漬けにはなりそう。

ビールの肴には、おなじみのスルメも持参。
醤油とマヨでウニュウニュ食べる。あーしあわせ・・・。

さて、本題の登山。
とにかく両日ともお天気、トレース全ての条件がよく、サクッと登頂できてしまった。
冬の西穂というと、これまでBB弾まがいの風雪に叩かれたり、ふかふかの新雪やカチカチの雪壁に緊張したり、独標までが精一杯という印象だっただけに、本当に登ったんだろうかという気になってしまう。
が、時間的に余裕を持ったおかげで、きっちりと登れたんだろうとも思う。
今回のような条件なら日帰りも可能かも。今年からロープウェイの始発と終電の時間がそれぞれ30分遅くなり早まっているから、要注意。

とはいえ、夜半、小雪が舞い少々の新雪がつもったし、朝は強風で耐風姿勢を取る事もあった。視界は50mくらい。厳冬の冬山の様は呈していた。

山荘TSから休むことなくピラミッドピークへ。
このときはまだ気温低め。

ピラミッドピーックでは、一気にガスが晴れ渡り、美しい西穂が青空に聳えているのが見えてきた。
息を呑む・・・。

見覚えのあるアップダウンを2,3度繰り返し、緊張するクラストした斜面のトラバースも2,3度こなすと山頂直下。
この当たりで頭痛とめまいに襲われる。ピッチが速すぎたのか、少し休んだら治まった。
直下でもロープを出すことなく、登り上がる。不安定な新雪に少々緊張する。
(下山ではクライムダウンしたが、新雪の下はざれてるのかツァッケが浅くかなり嫌らしかった。単独の可愛らしい女性がチョコっと滑落してた。)

そして、念願の山頂!最高である。
見渡す限りの雲海と白銀の頂き。
最高である。

西穂山荘でチューハイとおでんで乾杯!隣の席には、“金とく”の取材で来ていた田部井淳子さんが座っていた。
前日テント設営していたら、カメラがこちらを向いていたのでひょっとしたら写っていたりして・・・。放送は3月13日の金曜日のようだ。

あとは、一気に駆け下りて酔いが回り、一気に覚めた。


コースタイム)
第1日目 新穂高駅14:00-西穂口駅14:30-15:40西穂山荘TS 【1:10<休憩なし> 】

第2日目 5:08起床 - TS 6:40 - 9:10 山頂9:30 -10:00 ピラミッドピーク - 11:15 TS 11:45 -西穂山荘12:40 - 13:15西穂口駅発RW乗車
 【 6:35<1:40休憩含> 】