冬山合宿報告書 その2

<山域>南アルプス 戸台~角兵衛沢~2200m地点 (往路下山)
<日程>2008/12/27~28
<メンバー>山口・森山

12/27(土)晴れ
名古屋(7:00)⇒戸台登山口駐車場(11:00~11:30)→BC角兵衛沢出会い(13:30)→偵察→BC
12/28(日)曇りのち晴れ
起床(2:00) 出発(3:00)→2200m地点(6:30)にて下山開始→BC(8:00~12:08) 撤収→登山口駐車場(13:47~14:10)⇒名古屋

12/27
登山口駐車場から見る山々は、真っ白。しかし、雪は少なそうに見える。
駐車場にいた係りの人に登山届を提出し山の情報を聞き駐車場を出発。鋸岳には、ソロの1パーティーが入っただけとの事。
角兵衛沢出会いへ向かう途中、 川が伏流水と成ってしまいBCに水が有るか心配するもBC手前で川に水が現れいらぬ心配だったとホッとする。
出会いにBC設営後 偵察に向かう。思ったより道がハッキリしていてテーピングも至る所に有り一安心。
BCに戻り河原で枯れ木を集め焚き火をして体を温め 早い夕食を済ませ眠りに就く。

12/28
朝2時に起床、準備を済ませ3時登坂開始。時折、雪がチラつく雲り空。
何故か登り始めて すぐに息が切れ、体が重く思うように動かない。
少し登っては、止まって息を整え。少し登っては、止まって息を整えるの繰り返し。
肺癌の手術をした後1~2年間は、この様な事がよく有ったが今は、肺活量も戻っているはず。
「なぜ?どうした?」と思っている間に山口君と どんどん離れていってしまう。
結局、2200m付近にて山口君がこれでは無理と中止を決定。
「ごめんなさい」の一言しか言う事が無く本当に情けなかった。
BCへ戻って仮眠をし昼頃BCを撤収。
登山口へ向かう途中、登山者と擦れ違うたびに悔しくて仕方がなかった。
そして、「これが自分の実力なのか?」と思うと寂しかった。
振り返ると 真っ青な空の中に鋸岳・甲斐駒ケ岳が聳え立っていた。