唐松岳~五竜岳報告書
<山域>北アルプス北部 後立山 唐松岳~五竜岳縦走(冬山偵察)
<日程>2007/11/02-04
<メンバー>伊藤(聡)・水戸
11月2日(金)曇り
7:00起床-8:10八方ゴンドラ乗車-兎平乗り継ぎ-8:50八方池山荘-13:15唐松頂上山荘TS
11月3日(土)快晴
5:30起床-7:00出発-10:40五竜山荘11:30-12:45五竜岳頂上13:00-14:00五竜山荘TS
11月4日(日)快晴のち曇り
6:00起床-7:30出発-11:00地蔵ノ頭-11:30アルプス平駅ゴンドラ乗車
初冬の後立へ緊張しながら登ってきた。
新雪の嫌らしい雪に戸惑うこともあったが、天候に恵まれゆっくり快適な縦走となった。
また、五竜岳山頂付近ではずっとブロッケン現象を見ることができた。
さて、
八方のゴンドラ駅で計ったザックの重さは21kg。聡さんは23kg。
食事はパスタ、粉末状のソースなので軽いはずだが、もっと軽くしなくては・・・。
頂上小屋は営業しているから水の補給はできるが、行動水以外に2.5l担いで行くこととした。
二日目の夜、心配だったので新雪で水を作り、食事に当てた。
ふたりで3日間、7.5l
で賄えたが、水分摂取はもう少し必要だろう。
核心は稜線と縦走後継続しての五竜アタックであることは間違いない。
ポイントとしては、牛首の岩稜処理、アイゼンワーク(今回はアイゼンなしで通過)。
下山路の遠見尾根の積雪状態によってラッセルがかなりきつくなることかと思われる。
お正月山行で複数パーティ遠見尾根からアタックしてくるかもしれないが、他のトレースを当てにはできない。
1日で下山できないかもしれないね、などとビバーク適地を探しながらの下山であった。
また、五竜岳アタックポイントは2箇所。
G2直下の雪壁および凹角の岩の登りと下りかと思われる。
ここは積極的にロープを出すことになるだろう。
ルンゼ状のルーファイも難しいそうなのと、トラバースは緊張するだろう。
雪の状態は今回のような不安定なものではないかもしれないが、雪のつき具合で歩きやすくなるのか?
どうなんだろう。
最終ポイントは、気象条件になるだろう。
夏ならば、ほんの3時間程度の縦走だが厳冬期の後立である。
耐えうる体力・気力を養わなくてはと、気持ちも新たにモチも上がる。
前回、悪天候で唐松岳のみで下山してきたが、今回は??。
楽しみである。