T−Boardの科学 -- UPDATE:2007/10/12 -- | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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●タイヤの交換時期について (Tの科学6の補足) | |
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「TIANNYのロゴ半分が交換 時期の限界」の画像。 ロゴがなくなるまで滑って試し たけど、本当に危険! 練習にもならない。 (TωT) |
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ちなみに この時のタイヤの減り具合。 |
※ 但し、タイヤを新品に交換したからといって、 タイヤそのものはまだ捨てないこと! 大抵ベアリングがまだ使えるから。 これらの滑りをしているとベアリングも傷みが早い。 滑っていて何か「ゴッ、ゴッ」とか「ゴー」とか タイヤがいってきたら、ベアリングの痛みと 思っていい。 そしたらこいつを使おう! |
<勘違いに注意!> |
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以前、こんな図を出したと思うけど、 右側の図を見て欲しい。 沈み込み荷重により、強力に↓(赤矢印)のような 荷重ができていなくても、実は横ズレ・スリップ現象 してしまうことがよくある。 それはスピードが出て遠心力が高まったとき。 スピードが出るほど、荷重が↓(黒矢印)の様に 少なくても、遠心力(→方向の力)が強くなるから、 結果として↓(黒矢印)位の弱い荷重でも横ずれ スリップしやすくなる! これを「沈み込み荷重ができている」と間違えないで。 いずれにしても、板はあまりスノボみたいに倒し こまないほうが良い・・。 |
<最後に簡単にまとめ> |
今回までの「Tの科学」で話している内容は、 「T-Boardをスノボで板のベンド(JSBAでは フレックスと言うらしい)を使うためのトレーニング に使おう」ってこと。 ブッシュを徐々に変えて、その「硬さに慣れる =沈み込み荷重を身につける」ってことで 本当にスノボがうまくなりたい人は、最低 このくらいはやったほうが良いよってことなんで、 T-Board持ってる人は是非身につけてね。 こうやれば、T-Boardはスノボ用「大リーグ ボール養成ギブス」と化するから! (^O^) (ちとネタが古すぎたか・・) また、この先にはカービングに必要なガッツリ した両足均等荷重、前後の重心移動のチョー 大事な練習など、色々と試せるのがわかってくると思う。 それでは、T-Boardだからこそできるこのオフトレ 法、是非身につけてゲレンデをギンギンに滑ろうね (-^〇^-) ではみなさん、Good Ridingを! see you next year! |
●パーツと工具の用意 パーツ→ドイトなどのホームセンターで売っている ゴムを購入。 特に指定はないけどとにかくカチンカチンの硬くて 厚いものがイイ。 |
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ちなみに今回は10cm四方、 厚さ2cmのゴム板にした。 (\180〜190円/ケ) このサイズで3ケ取った残りの画像。 糸ノコでケチってカットしているから いかにも手作りですって感じ (@^_^)ゞ |
工具 →ゴムを切るためのカッター と、\100均の糸ノコセット、 ドリル、それと軍手。 (軍手は手を傷つけること があるんで着用をお薦め。) |
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※ 所要時間 最初ははじめてなんで2時間くらいかかるかも。 だけど2回目からは30分くらいでできちゃうよ。 |
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●超・ハードブッシュの作り方 | |
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まずは糸ノコで図の寸法どおり にカット。 どうせハンドメイドだから きっちりいかないんで、 気持ち大きめにカットして 後から削るつもりでやるといい。 |
おおまかにカットできたら 次はカッターでまずは破線 の部分を削る。 これも大体でいい。 |
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次に直径10mmドリルで穴を開ける。 ここだけはちょっと注意して欲しい。 端からの距離が近すぎると、装着後 すぐに割れてしまうことがある。 ドリルのない人はホームセンター などでタダで貸してくれるはずだから、 買ったときに即あけて持って帰ればいい。 |
あとは、車輪のトラックをはめながら (大きめに作ってるんで入らない!) ブッシュを削りながらはめるようにする。 このときはブッシュと車輪のトラックが、 ピッタリはまるサイズを目指してカッター で少しずつ削るといい。 「こんなにギシギシで曲がるのかなぁ〜」 って位で調度イイ。 但し、装着後タイヤがブッシュに当たって 回らないってことだけはないようタイヤだけは よく回るようにブッシュを削ることを忘れないで! |
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![]() ギリギリで削ったところ |
![]() 純正の際の隙間 |
できあがったブッシュを純正と比べたところ。 形も一回り大きく、厚さもはるかに厚い。 この大きさが限界みたい。 |
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●超・ハードブッシュの装着の仕方 | |
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六角レンチで メインのボルトをはずす。 |
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次にプライヤー等でその周りのリング をはずす。 これはたいてい車の工具にセットされて いるのでわざわざ道具を買うことも無い。 くれぐれもねじ山はつぶさない様に。 |
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専用のねじが画像のようにブッシュに 埋め込まれるくらいにネジを締める。 このくらい締めないと、このネジの頭 がタイヤのトラックの金具に当たって しまい、きちんと装着できないので、 何度かトラックがすっぽりはめたりしな がら削って調整する。 ※ぴったりきれいに仕上げず、若干 大きめでゴムを押し込んで装着する くらいのイメージでも大丈夫。 |
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ベストな状態に埋め込んだところ。 タイヤが当たらないように削った らこんな三日月状のカットになっ た。これがいいみたい。 |
<装着後の注意> ・ブッシュがタイヤに当たっていないか、タイヤを 軽く回してチェックしよう。 ・滑り終わって坂を上るときには常に ・ブッシュが割れていないか? ・ネジはゆるんでいないか? チェックしながら登るクセをつけよう。 |
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さてさて、本当にシーズン間近! 11月には早々とゲレンデがオープンだぁ!! みんな、足腰の強化を始めようね。 ゲレンデ行って一発でヘタらないように‥ ところで、ゲレンデがオープンするんじゃぁ、 今からブッシュを作ってたんじゃ 練習に間に合わない‥‥いや、ここはポジティブにいこう。 「まだオープンまでに5週間以上も練習できる」ってね。 これからはみんな毎週練習だぁ! |
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板を傾けているだけの人 (荷重も弱く、板を上から 押えつける乗り方なので タイヤはスリップしにくい) |
抱え込み荷重が加わっている人 (同じ傾きでも加わる力が大き いので、タイヤがスリップし てしまう!) |
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板を傾けているだけの人 | 抱え込み荷重が加わっている人 |
前に、 T-Boardの加重ポイントの ところで触れたけど、 ほとんどの人は ↓(青)印の位置で乗っている。 それは、 板を傾けて自分の体重を ↓(青)方向に乗せれば、 構造上、T-Boardは前輪を 曲げやすく・・曲がる。 又、このほうが↓(赤)に比べ、 上体が起きているから、 やっぱり安心・・ 自然とこうなるのも無理はない よね。 誰でも転倒やスリップしたくない もんね。 出しているスピードと発生している 遠心力からいっても、実際には ↓(青)の傾きが丁度良いってことに なる。 |
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@をスノボの板とする Aで加重により板がたわむ そのたわみが Bで表現しているターン弧。 ※ 3D画でないんで 分かりにくいけど・・ ABは 真上から見たと思ってー |
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