アンダンテ

『「おかえり」って　言って———。』

2012年。
ミクの為、ユーザーの為に色んなイベントが催されていました。
ボーカロイド文化を振り返る名曲も生まれました。

そんなミクがこの冬、ふと「故郷」へ足を向けます。
「深海少女」のグラフィックチーム「ODESSA」が全てのCGM文化に触れる皆様にお届けする2作目!

原案・プロデュース・イラスト：はるよ @haruyo_
作詞・作曲・文：Dixie Flatline @DixieF_Yeheyuan
背景・進行：ﾏｸｰ @yonasawa
デザイン：LEUK design studio @arigatohco
印刷：株式会社トランスミックス

B5／フルカラー24P
イベント頒布価格：￥1,000
印刷：株式会社トランスミックス
頒布開始：2012.12.31（月）
コミックマーケット83　3日目 あ-71a「ODESSA」
→ twitcmap

同時頒布物：「絵本・深海少女」(既刊)

委託販売は下記のショップで行っています。
→

2007の冬、年も明けようとしている頃、ニコニコ動画において異様な盛り上がりを見せていた動画群がありました。初音ミクの誕生から半年弱、一過性のブームの筈が違う様相を呈し始めたVocaloid。噂が噂を呼んで、作品を発表する場がなかったアマチュア音楽家達が挙って曲を投稿し始めたあの時期、当時を知る人は「メルト」「ピンクスパイダー」「ハト」等に感銘を受けた方も多いのではないでしょうか。
あの冬から早5年、当時の誰一人として想像し得なかった境地まで彼女は達し、その勢いは今も留まることを知りません。人に例えればさぞや重責がのしかかって来たことと思います。まだまだこれからも大企業すらも巻き込み、彼女の物語は続いていく事でしょう。その前に原初の熱狂から5年、年末でキリもいい(?)ということで彼女に一度お休みを取って貰おう、というところからこのプロジェクトは始まりました。
大きなうねりの中でも方角を見失わないように、心は常にアンダンテ(歩くような速さで)で。Vocaloidとそれに纏わるCGMの健全な醸成を願って。

Dixie Flatline

2012年、この夏色んな事が彼女の周りで起こっていたように感じました。私個人も、その一端をお手伝いする事もありました。
５年前から彼女を歌わせてきた「みんな」の今、「視聴者」の今、歌わせる事は出来ないけれど彼女を描いて来た「私」。まず自分のために企画しました。
そしてDixieさんに構想を聞いてもらったところ、すぐに共感して頂けたので曲をお願いするに到りました。
これは個人的な考えですがryoさんの「ODES＆ENDS」という曲への、視聴者側からのアンサーソングのつもりでストーリーを考えました。 もちろん形にしてくれたのはDixieさんなのですが。 本書ではミクが帰路でひとりでに歌いだす様を描いています。 彼女が好きな人に、曲を聴いて共感してくれた皆さんには是非手に取って頂きたいと思っています。
あ、今作のミクのイメージは「上京してきている16歳アイドルの私服」です。重みのあるポンチョコートにベルベットのリボン。そして北国の子供らしい防寒に優れた中綿ブーツ(笑)

はるよ

今回のテーマが里帰りとの事だったので自分としても思い入れのある場所をモチーフに描きました。
今回もはるよさんの指定により手書き感をだしキッチリ書き込まずに世界観を表現してくれとなかなか難易度の高い注文でしたが、新しい試みで楽しかったです。
Dixieさんの曲と世界観にあわせて里帰りのワクワクした気持ちが伝われば幸いです。

ﾏｸｰ

ゆうゆPの深海少女PVをきっかけに二年のタイムラグを経てコンビ結成。
企画・キャライラストをはるよが、進行・背景をマクーが担当する。
C82コミックマーケットにて”絵本・深海少女”を頒布。
39's CARAVAN夏祭りin八景島シーパラダイスで水槽内に等身大深海少女を展示、話題となる。
HORI『初音ミク -Project DIVA- F 専用ミニコントローラ』のビジュアルイメージやPS3用ゲーム『 Project DIVA -F-』パッケージ背景イラスト作成など多岐にわたる活動を行う。

ODESSAオフィシャルサイト

yonasawa∀mac.com（∀→@）